タキシードパンツの側章とは?
麻布十番駅徒歩1分のオーダースーツIKSTILE(イクスティレ)の大竹です。豊富な生地の知識、的確な体型補正、個性を活かすイメージ提案で、あなたの理想の姿・あなたらしいスタイルの確立のお手伝いをします。

フォーマルなウェアであり、新郎の衣装としても人気なタキシード。
タキシードというと拝絹と言われるシルク生地のラペルが特徴で

ピークドラペル・ショールカラーの2タイプが主流で、つい上着に注目しがちですが、
実はフォーマルなタキシードのようなパンツにはサイドラインが入っています。

このラインを側章(そくしょう)と呼びます。

側章(そくしょう)は元々は縫い目を隠すためのものとしてシルク地のラインを入れたのが始まりと言われています。
昔は上着を脱いでシャツ(下着)になることと同じくらい、パンツの縫い目を見せることが恥ずかしくエレガントではないという考えがあったそうです。

側章に使う生地はジャケットの拝絹(光沢のある絹織物)と同じで、側章の本数についてある書物にタキシードは1本、燕尾服は2本という話もありますが、これはあくまで日本独特の慣習です。
タキシードなどのフォーマルパンツに入る側章(そくしょう)の起源は?
側章が誕生したのは18世紀末から19世紀頃に生まれたと言われています。
その当時勢力を誇っていたナポレオンの軍。
ナポレオン軍の強さの秘密は、例えばその戦闘隊形であったり、戦略であったり。

軍には歩兵部隊から、移動攻撃に適した騎兵部隊、また砲兵部隊など様々な部隊を配置していました。
部隊を広範囲に分散配置して、敵の攻撃目標を惑わせる、
歩兵による攻撃と騎兵の突撃を合わせ、さらに砲兵の集中射撃!
といった合わせ技で敵に対して衝撃を与えるなど、非常に緻密な作戦を立てていたようです。
こうした中、その兵の種類分けのために軍服に側章が採用されたことが起源と言われています。
知って着るのと知らないで着るのは大きな違い

最近はカジュアルウェディングも多く、正統派タキシードを目にする機会も少ないですが、だからこそ王道や起源を知っておいていただきたいと思います。

全身黒1色の中に形式美が詰まっているタキシード姿は引き算の美学の究極だと思います。
紳士たるものタキシードを着こなせてナンボです^ ^
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