オーダースーツの真の価値は2回目採寸にある!?
麻布十番駅徒歩1分のオーダースーツIKSTILE(イクスティレ)の大竹です。豊富な生地の知識、個性を活かすイメージ提案で、あなたの理想の姿・あなたらしいスタイルの確立のお手伝いをします。
Contents
- 体型に合うスーツはシワがなく疲れない
- イージーオーダーで2回オーダーすればフルオーダーに近づける
- お客様の協力が必要
- オーダースーツの真の価値は2回目採寸にある
体型に合うスーツは余計なシワがなく疲れない
スーツは疲れると言う人がいますが、それは
スーツが疲れる
のではなく
合っていないスーツを着ているから疲れる
のです。
シワ=歪み
であり、スーツが身体に合っていない部分がシワとなってでます。
身体に合っていないということは着心地が良くないということです。
スーツが身体に合っていると余計な横ジワがなく、後ろ姿が戸板のように
スッと綺麗に落ちます。
(縦ジワは動きのゆとりで多少必要となります。)
イージーオーダーで2回仕立てればフルオーダーに近づける
身体に合った、余計なシワのないスーツを仕立てるために、オーダースーツには「体型補整」という身体に合わせるための修正の工程があります。
なで肩・イカリ肩・ハト胸・反身体・屈伸体・O脚など人の身体は十人十色で、寸法だけでは合わせられない部分があり、お客様の身体や姿勢の特徴と着用時の可動域の確保などから体型補整を行います。
ここは理想のスーツを具現化するために大切なステップで、お客様に丁寧なヒアリングをしながら進めます。
(パターンオーダーには体型補整がなく、体型に合わせるスーツはイージーオーダー、フルオーダーの真骨頂となります。)
フルオーダーは仮縫いと言って、初回の採寸に基づいて作られた仮留め状態のスーツを
着用いただき、そこからより着心地の良いスーツにするための修正のフィッティングをします。
2度の採寸と体型補整をすることで、身体に合ったスーツが出来上がります。
ここからが今日の本題で、オーダースーツの採寸は1回目で終わりではありません。
イージーオーダーでスーツをオーダーします。
そのスーツを着用した状態でお店に行き2着目をオーダーすると、初回のスーツが仮縫いフィッティング代わりになり、2回目に仕立てるスーツはさらに身体に合う補整が可能になり、より着心地が良くなります。
(ここは利益追求型のオーダースーツ屋はやっていない領域で、スーツへの愛情がある仕立て屋であれば必ず意識しているはずです。)
型紙を起こすフルオーダーまでの補整の範囲はないにしても、イージーオーダーで2回オーダーすれば2回のフィッティングにより、フルオーダーに近い着心地が得られます。
(特殊体型の方は補整の限界があるのでイージーオーダーで対応できないこともありますが、そういった方はごくまれです。)
しかし、イージーオーダー2回でフルオーダーの着心地を得るのは仕立て屋だけの力でできるものではありません。
良いスーツを仕立てるにはお客様の協力が必要
先述の通り、フルオーダー並みの着心地を得るには2回目のオーダーの際に、お客様に初回のオーダースーツを着用して来店していただくことが必要になります。
着心地や綺麗な後ろ姿をお求めになるのであれば、一度オーダーしたからといって、次回のオーダーの際にデニムやスウェットで来るのではなく、初回のオーダースーツで来店ください。
もし一度の採寸で完璧な体型補整や着心地を求めるのであれば、仮縫い付きのオーダーをお仕立てされてください。
仮縫いオプション ¥22,000(税込)〜
逆に言えば2回目のオーダーの際に、初回のオーダースーツを着用して来店していただければ仮縫い並みの価値がある採寸ができます。
色の比較をすることや微調整の参考にもなりますので
そこで仕立てたスーツを着用してお店に行くことを心からオススメします。
これは2回目だけでなく、3回目以降も同じで、直近のスーツを着て来店いただくことによって着心地が変わります。
良いスーツを仕立てるにはお客様の協力が必要です。どうぞ力を貸してください。
オーダースーツの真の価値は2回目採寸にある
ということで、フルオーダーでなくてもイージーオーダーでスーツを2回仕立てることで着心地が良くなることは伝わったかと思います。
オーダースーツの真の価値は2回目採寸にあるとも言えますね。
だからこそ2着で¥○万〜、という訴求をするスーツは担当の採寸のスキルに委ねられるリスクがあります。
そこそこのスーツを同時に2着買うよりも、身体に合った着心地と見た目の良いスーツが1着ずつ手に入る方が良いはずです。
ただし、1回目のオーダーで気に入っていただけないと2回目がないことも仕立て屋は承知しています。
オーダースーツは1着1着が命懸けです。
そこには仕立て屋・フィッターの能力も求められます。
採寸者と納品時の担当が変わってしまうとトラブルの素になるし、担当が変わることがあってはならないと思います。
また体型補整は経験が全てです。
経験がないとシワを消すための正しい補整を加えられません。
どうすればさらに着心地を良く感じてもらえるか?余計なシワのない後ろ姿にするにはどんな補整が適しているか?
常に問いかけながら反省と検証を繰り返し、1人1人のお客様と向き合うように努めています。
スーツを着る機会が減った時代だからこそ、着る時はパリッと気持ちが引き締まるような戦闘服であるべきだと思います。
安心して任せられる仕立て屋として、本当に着心地の良いスーツを仕立てるお手伝いをさせていただきます。
オーダースーツの真の価値は2回目採寸にある
スーツをオーダーする際の参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。
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