スーツのフロントカットの違い
麻布十番駅徒歩1分のオーダースーツIKSTILE(イクスティレ)の大竹です。豊富な生地の知識、個性を活かすイメージ提案で、あなたの理想の姿・あなたらしいスタイルの確立のお手伝いをします。

フロントカットとは
ジャケットの前裾(フロント)の形状や切り込みのことを指します。

特に、前のボタンを留めたときに下の部分がどうカーブするか、どうカットされているかを表す言葉です。
このフロントカットによって、スーツの印象やシルエットが大きく変わります。

フロントカットの役割
- 動きやすさ:歩く・座るときの足さばきを良くする
- デザイン性:印象やシルエットを大きく左右する
- 国柄の違い:ブリティッシュ、イタリアン、フランス、アメリカンで形が異なる

フロントカットの国柄や印象
ファッションは各国の文化が影響しあってそれぞれのスタイルが出来上がっているので一概には言えませんが、
イギリス、フランスのフロントカットは小丸、
イタリア、アメリカのフロントカットは大丸
が多いと言われています
小丸と大丸の違いは、小丸は曲線が緩やかなのに対し、大丸は大きくラウンドしているといった違いです。
また同じ小丸でもイギリスは直線的、フランスは曲線的と異なるように、アメリカの大丸とイタリアの大丸とも異なります
直線的だとクラシック・保守的・より男性的、曲線的だと柔らか・モダン・優雅に感じます
下記でIKSTILE(イクスティレ)の人気の4つのフロントカットを説明していきます。
小丸カット


上記の写真は小丸の中でも英国寄りの直線的なフロントカットです。
無骨だったり、男らしさを感じるクラシックな造りです。
レギュラーカット


裾が緩やかな曲線でカットされていて、柔らかく優しい印象です。
お腹が出ている方はフロントカットに開きが少ないものの方がお腹が目立たないため、上の小丸やこのレギュラーカットをオススメしています。
ラウンドカット(カッタウェイ)


裾の開きが大きく、斜めに大きくえぐられた形イタリア系やモダンな雰囲気。動きが軽やか
注意しなければいけないのが、恰幅がよい方はお腹が目立ってしまうので、避けたほうが良いかもしれません
では、お腹の出た方はどのようなジャケットが良いかと言うと、ボタンから前端までの打ち合わせが深いもので、フロントカーブが緩く重なり気味で、フロントラインがお腹を包んでくれるものを選ぶと、目立たなくて良いと思います。
ワイドカット(スーパーカッタウェイ)


裾の開きが極端に大きく、裾の面積が狭いので非常に軽快です。
ただし、ツーピースでは開き過ぎに見えるのでビジネスユースではあまりオススメしません。
タキシードやスリーピースで初めてオススメする形です。
また身長が低い方向けのスタイルアップ効果としてご提案することがあるフロントカットです。
フロントカットにもこだわれるのはオーダーメイドだからこそ
終わり良ければすべて良し
という言葉があります。
ジャケットの終わりがまさにフロントカットで、それだけ印象を変えるディテールです。
神は細部に宿る
という言葉もあるように、
ディテールにこだわって、自分のためだけの1着が出来上がるのもオーダーメイドならではです。

スーツはオーダーには勝るものはありません。
次回のスーツは、フロントカットをじっくり検討してオーダーされてはいかがでしょうか?
フロントカットについてご質問のある方はLINE@にて相談を受け付けています。ご予約もこちらから!!
今回ご紹介したフロントカットはほんの一部になります。スーツのオーダーを検討している方は下見だけも歓迎なので、どうぞ生地を見にいらしてください。
IKSTILE(イクスティレ)はパーソナルサロンのため、完全予約制にしております。
しっかりと時間をかけてライフスタイルやファッション談義をしながら、あなただけのオーダースーツをご提案いたします。
麻布十番の隠れ家としてゆったりとおくつろぎいただけます。